光り輝け!大友家ネタ


道雪「いかーん!今日は評定があるのに寝坊してしまった!何という失態!
  すみません、遅れました!…って、あれ?」

 しーん…

道雪「…誰もいない?おかしいな、まだ開始から十分しか経っていないはず…」

宗麟「コラ遅いぞ、鑑連!(注:あきつら=道雪の本名)」

道雪「あ、ゴメ…って、某ジャニーズみたいに空中からワイヤーアクションで
  登場したー!
何やってんだウチの殿は!?

宗麟「カッコイイだろ。俺がタッキーとクリソツだからって妬むなよ、鑑連」

道雪「アンタがタッキーだったらこの世の男ほぼ全員タッキー以上だろ!
  そのくらい似てないよ!謝れタッキーとそのファンに!」

宗麟「ごめんなサイボーグじいちゃんG

道雪「見るからに謝る気ナッシングだよ!ってかネタ古ッ!」

宗麟「そう?確かに評定に来た家臣達には予想外に大不評だったけど…
  …あ、そういや鑑連!お前、評定来なかったろ!
  もうみんな呆れて帰っちゃったんだぞ!」

道雪「え、しかしまだ開始時刻から十分も経って無…」

宗麟「…俺に!

道雪「アンタかよ、呆れられたのは!使うなよ、倒置法を!
  っていうか、また何か変な事言っちゃったの!?」

宗麟「んー?…いや、言って無いと思う。思い当たる節がないもん。
  最初の挨拶は『やっほう、みんなこんにちワンダフル大友!
  お忙しい中集まってくれてサン救命病棟24時!』
にしたし…」

道雪「それだーッ!第一声から凄い変な事言っちゃったよ、この人!」

宗麟「…そして誰もいなくなった(泣)」

道雪「そりゃ誰だって帰りたくなるって!誰だってそーする俺だってそーする!」

宗麟「うーん…。仕方ないから鑑連!今から評定しよう、俺達で!」

道雪「えー!?」

宗麟「議題は『大友家の家訓を決めよう』だ」

道雪「え、まだ決めて無かったの!?そんなんだから皆帰っちゃうんだよ!」

宗麟「一応俺が玄庵…じゃなくて原案考えて来たから、おかしい所あったら
  指摘しろよ?じゃあ第一条。鑑連の寂しげな髪の毛について色々言わないこと」

道雪「これは薄毛じゃなくて剃髪してるの!ってかアンタもハゲだろ!

宗麟「第二条。俺を見て『福山雅治だ!』とか言わないこと」

道雪「極限に似てねー!こんなマシャがいてたまるか!」

宗麟「第三条。妄想は一日23時間まで」

道雪「長ーッ!妄想だけで一日が終わっちゃう!第二の秋葉原目指すつもり!?
  妄想大国豊後!今すぐ違う土地に引越したい!」

宗麟「第三条追記。止むを得ず妄想が23時間を超える場合は、間に2時間の
  休憩を挟み、窓を開け空気を入れ換え、リフレッシュしてから再開すること」

道雪「しかもその妄想を次の日へ持ち越せと!?

宗麟「第四条。こちらに好意的な他家に君主の事を聞かれたら『仏様が好きです。
  神様も好きです。でも美女はもぉーっと好きです。…の大友宗麟ですが?』
  と紹介しておくこと」

道雪「内容は決して間違っては無いけれど人として間違ってるよ!
  そんな紹介しても誰も同盟してくれないって!」

宗麟「第五条。グラッときたら火を付ける」

道雪「危ねーッ!常識すら覆すのか!?」

宗麟「第六条。愛のままにワガママに僕は君だけを傷付けない」

道雪「まんまB'z!?

宗麟「第七条。詳しくは明日の朝刊で」

道雪「そしてもうネタ切れ!?

宗麟「ネタ切れとか言うな!立派過ぎるほどの第七条だ!」

道雪「ネタ切れだよ!立派過ぎるほどのネタ切れだよ!」

宗麟「あ、今の第八条にしよう。第八条。ネタ切れって言わない」

道雪「その場の思い付きでひとつ増えたー!何て節操の無い!」

宗麟「以上の八個をとりあえず大友家の家訓にしようと思う。…守れよ?」

道雪「守れと!?問題山積みのそれを何の違和感も感じずに守れと!?」

宗麟「仕方ないだろ決まっちゃったんだから。俺に文句言うなよぅ」

道雪「アンタ以外の誰に言えば良いんだよ!神か!?仏か!?」

宗麟「俺の心のヨリドコロは美女だ!!

道雪「聞いてねーッ!んな自信たっぷりで言われても、俺に一体どうしろと!」

宗麟「そりゃ……あ、しまった!鑑連!窓を開けるぞ!手伝え!」

道雪「え?」

宗麟「いいから早く!急げ!急ぐんだ!」

道雪「りょ、了解!…しかし、これに何の意味が…?」

宗麟「本日の俺の妄想タイム、充実の23時間超え。
  速やかに空気を入れ換えなければ!(大友家家訓第三条追記より)」

道雪「妄想!?今までの一部始終全部妄想だったの!?マジかよ!
  …とツッコミつつ妄想って聞いて安心した!
  さっきの家訓とか現実になったらどうしようかと思った!」

宗麟「甘いな鑑連。今の俺は思春期並の妄想過多(しかも年中無休)!
  現実世界に戻ることなど無い!家訓はあれで決定だ!

道雪「なぁんやてーッ!?Σ(_□_;) ←ショックで逆転する道雪さん」



大友家の家訓はこうして無事(?)に決定した。

その後もこの家訓はなんとなく大友家に根付き、慶長元年に近畿で起こった大地震の際、
たまたまその場に居合わせた豊後出身の武士が第五条を実行したとかしないとか…。


空前の 大 友 宗 麟 ブ ー ム 到 来 (2006年10月現在)
…という事で久々の大友ネタです。 道雪がバリバリツッこんでくれるので、殿もやりたい放題です。
同じワガママでも、宗麟は信長様より多少お茶目な感じに書いております。
(オッサンに茶目っ気を要求する時点で、私は根本的に何か間違っている)(うん、そうだね)


モドル