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弾正少弼の接待天国U


チュンチュン…

家康「ぐぅぐぅ´∨`)zzZ…」

??「………(じー)」

家康「ぐぅぐぅぐぅ´∨`)zzZ…」

??「………(ゴソゴソ)」

家康「……ん?一体何の音……」

久秀「おや、お目覚めですか?おはようございます。いつもと何等変わらぬ、
  爽やかかつ穏やかな朝ですぞ」

家康「あぁ、久秀殿か…って、何だその偉くゴツイ刀はー!?

久秀「これはわたくしの物ですから、欲しいとおっしゃられても差し上げられませぬ
  全く、家康殿の行き過ぎた強欲っぷりはまさしくジャイ○ンですな」

家康「いや、欲しいなんて一言も言ってないよ!
  何でそんなゴツイ刀を構えているのかを聞きたいの!」

久秀「あぁ、この刀は家康殿へのお近づきの証に無償で差し上げようと思い、
  わざわざ持って参りました次第です」

家康「さ、さっきと言ってる事が180度違ーう!

久秀「何と失礼な!わたくしのモットーは『愛と勇気』そして『誠意と信頼』ですぞ。
  そんなわたくしの話の筋道は、長崎の道のように常に真っ直ぐで御座います」

家康「激烈にひん曲がってるうえに狭くて凹凸激しそう!
  っていうか、もし本当にそれが儂へのプレゼントだったとしたら、
  わざわざ寝てる時に渡しに来たりしないって!」

久秀「これは西洋の『三太苦労す』に倣ったプレゼントの仕方で御座いますれば。
  朝起きると靴下の中に……あ、もしかして浜松の田舎にはまだ文化として
  知れ渡っておりませんか?いや、知らぬ事とはいえ、とんだ失礼を致しました」

家康「別の意味で本当に失礼だよ!人の領地を田舎田舎言わんといて!」

久秀「そんな田舎武者・家康殿の為に、本日はわたくしが京の町を案内して差し上げ
  ましょう。人力車(もちろん家康が引き役)と徒歩、どちらが宜しいですか?」

家康「ぜひとも徒歩で!





家康「ぜーはーぜーはー…」

久秀「おや家康殿、何をそんなにお疲れですか?」

家康「ぜーはーぜー…だ、だってまさか、久秀殿だけ、馬に乗るなんて、
  ぜーはー、聞いて無、ぜーはー」

久秀「駄目ですなぁ。もっと基礎体力をお付けにならなくては」

家康「いや、ちょっ、その馬、足はや、ってか徒歩じゃ無くて、これ全力疾走、ぜーはー」

久秀「仕方無いですね。ではこの辺りをご案内致しましょう。
  ささ、家康殿、左手をご覧下さいませ」

家康「ぜーはー…や、やっと観光か…。左…?」

久秀「はい、左手に見えますのが、かの有名な『札束の湯船につかりながら
  複数の小性を囲う織田信長像』
で御座います」

家康「え、何も見えないんだけど…」

久秀「あぁ、すみません!この像は阿呆の方には見えぬようになっておるのです。
  何と家康殿は阿呆でしたか!いや、そうとは知らずウッカリして
  おりました。まさかそこまでの阿呆だったとは…本当に申し訳ありませぬ」

家康「いや、本人を目の前にして阿呆とか言うなよ!
  ってか何その不思議なオプションの付いた銅像!?裸の王様的過ぎ!
  折角の京観光なんだから、もっとちゃんとした所を案内してよ!」

久秀「実に残念ですな、あんなに生き生きとした素晴らしい像なのに…。
  では次はこちら、右手をご覧下さい」

家康「どれどれ?……見渡す限り、何も無い平地しか見えないんだけど…」

久秀「こちらは二条城跡になります。現在は諸事情により焼失しておりますが、
  以前は美しく雄大な姿を誇っておりました」

久秀「いや、過去形で説明されても!っていうか原因アンタだろ!」

久秀「まぁそんなに褒めてくれますな。年甲斐もなく照れてしまうではありませんか」

家康「褒めてない褒めてない!しまった、むしろ武勇伝だったか!

久秀「ふふふ…ここに来る度、思い出されますなぁ…あの日の出来事がありありと…」

家康「ウットリし出したー!怖い!は、話を変えよう!久秀殿!京は広い故、
  もう帰りましょう!暗くなってしまう前に!さぁ早く!」

久秀「おやおや、そんなに浮足立たずとも。不幸な事故でも起きぬ限り、
  時間はそう簡単に逃げませぬぞ」

家康「不幸な事故?例えば?」

久秀「暗殺

家康「即答ー!?しかもそれは事故じゃ無い!」

久秀「大丈夫。戦国の世といえども、暗殺などそうそう起きる事では御座いませぬ

家康「前科持ちが平然と何か言ってるよ!説得力って物が微塵も感じられない!」

久秀「さて、それではそんな家康殿のご要望にお答えして、今日のところは
  次でしまいと致しましょう。最後にそちら、家康殿の左手をご覧下さい」

家康「左……例によって、特別なものは何も見えないんだけど…?」


久秀「ほら、こんなにも頭脳線が短い


家康「手相かよ!Σ( ̄□ ̄;)


久秀「しかしながら生命線は無駄に長いですな。
  いやはや、これぞまさに憎まれっ子世に憚る。頭の下がる思いで御座いますれば」

家康「大きなお世話様!っていうかアンタにだけは言われたく無いよ!」

久秀「本来なら違法とも取れる多額の占い料金を請求するところなのですが、
  本日は特別に免除致しましょう。その変わり、帰りはわたくし乗車の大型
  リムジン的人力車を引っ張って下さい。早くしないと再びメイド服ですぞ」

家康「納得いかねぇぇーーー!





信長「うーん、またまた遅いなぁ、家康殿。今日は『もっさり!ハム○郎
  MagnamAngelのまどろみ』
があるのに…あ、帰ってきた!おーい!家康殿ー!」

家康「ぜーはーぜーはーぜーはー!」

信長「うわ、今日はメイド服な上にウサ耳までついてるよ、キッツゥ。
  …もしかして家康殿は己の痴態を披露する事によって快楽を得る、そういう自虐的な
  趣味の人なの?そういう人とは、あんま関わりたくないなぁ」

家康「ぜーはーぜー…た、只今帰りました…」

信長「あ、おかえりー。どうだった?」

家康「いや、京の町は…ぜー、道が碁盤の目状で、人力車が大変走りやす…ぜーはー」

信長「うんうん。いろんな所を観光できたみたいだね。サンキュー久秀」

久秀「いえいえ、わたくしは与えられた任務を全うしただけに過ぎませぬ」

家康「え…結局アニメイトにしか寄って無いんですけど…

信長「久秀、褒美は何が良い?好きなモノ言って良いよ。ただし小性以外ね」

久秀「そうですなぁ…。痩せ薬と書いた包み紙のみを頂きとう御座います。
  そして松永久秀特製のコレソレに包んで、太った狸をアレします」

家康「こ、こっちを見ながら何やら怪しげな薬を取り出したー!殺される!」

久秀「わたくしは任務を全うしましたので、
  それに倣って家康殿は天寿を全う致しましょうさぁ!

家康「だ、誰でも良い!誰か助けてぇーッ!!!!


モドル