葵の間


景勝「失礼します…」

元春「むぅうぅううーんッ!!!!

景勝「き、筋肉が出迎えたーッ!!!

隆景「ウェルカム!ようこそ筋肉の間へ!!!」

景勝「部屋の名前、変になってるーッ!!!」

元春「そして更に盛りあがる、我が揺るぎ無き筋肉ッ!ムンッ!

景勝「暑苦しい!息苦しい!その他色々苦しい!何この特殊空間!?」

隆元「……むぅん…

景勝「しかも何か真似してる細っそい人がいるーッ!アンガールズ並みッ!」

元就「お、お前達!そのくらいにしときなさい!客人が怯えきってるから!
  上杉殿、あぁどうもすみません!ウチの子ども達がとんだ失礼を…」

元春「父上!これぞ毛利家伝統の最上級接待法『筋肉融合』です!」

元就「そ、そんな接待法は無い!勝手に作るな!伝統気取るな!」

隆景「こんなに素敵な筋肉なのになぁ」

元就「いや意味が分からん!折角だからもう少し頭使って発言しようよ!」

隆元「……むぅん…

元就「まだ真似してたーッ!やめろ隆元!お前には無理だー!」

隆景「隆元兄ィは何でも真似したがるお年頃ですからね」

元就「そんな時期は幼稚園までに終えとけーッ!」

元春「そして今日も輝く筋肉!むぅぅううううん!!

景勝「……おぉ…筋肉が…こんなに眩しいとは…」

元就「ま、まずい!上杉殿が筋肉放射能を大量に浴びている!」

※筋肉放射能(きんにくほうしゃのう):
マッチョが放出するフェロモン。大量に浴びると筋肉を崇めたくなる。
              『神秘の筋肉大辞典(著・吉川元春)』より引用


元就「上杉殿!即刻お逃げなさい!ここは危ないッ!!」

景勝「いや、しかし、アンケートの結果を…」

元就「意外と律儀だなこの人!ホラこれで良いだろう!」





※景勝、強制退出


元就「ふぅ…なんとか感染は食い止めれたみたいだ…(ほっ)」

隆元「ぐぼはぁ!!(吐血)

元就「でもこっちを食いとめられなかったーッ!!MY長男ーッ!」


※長男隆元、強制退出(タンカ)


隆景「そういえば父上。先ほどから部屋の隅に何か居るのですが…」

元就「おぉ、そうだった。お前達にもぜひ紹介したくてだな」

元親「こ、こんにちは…。あの、僕、元親って言います…」

元就「元親殿は実に心優しくて父親思いの青年だ。お前達も見習って…」

元春「元親殿、親交の証に我が筋肉を360度回転でご覧下されッ!」

元就「とうとう脱いだーッ!!!

元親「……………」

元就「も、元親殿…?」

元親「その筋肉…それがしも負けてはおれんッ!(鬼若子チェンジ!)」

元就「筋肉に触発されて進化したー!Σ( ̄□ ̄;)



PASSその一『ue』


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